スリーサークルモデルとは、ファミリービジネス(同族による事業承継)を1つのシステムとして考えたときに、経営(ビジネス)、所有(オーナーシップ=主に株式)、家族(ファミリー)という3つのサブシステムで構成されるという考え方です。
つまり、ファミリービジネスがうまくいくには、経営、所有、家族のサブシステムがうまく機能する必要があります。例えば、経営や所有がうまくいっても、家族の関係性に問題があれば、ファミリービジネスに支障が生じるということです。
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スリーサイクルモデルの現状分析
スリーサイクルモデルを活用する上で重要なことは、経営視点・所有視点・家族視点で問題点をバランスよく分析することです。
経営視点であれば、今後の収益予測や事業承継後のビジネスモデルの課題等を分析することとなります。
所有視点であれば、主に株式所有比率や経営資産の譲渡等での課題等を分析することとなります。
家族視点であれば、相続対象者やその関係者の人間関係を中心に課題等を分析することとなります。
それぞれが事業承継に向けては同じくらい重要となります。
それぞれの視点で顕在化した問題点を放置するとどのようなマイナスが発生するのかをしっかり検討しながら、問題点を顕在化することとなります。
分析後の改善の方向性
分析した後の改善の方向性では、各視点で重要ポイントがあります。
今回は、そのポイントを簡潔に記載します。
1.経営視点
①経営理念の浸透
②中期経営計画の策定
③後継者を中心としたチーム経営体制の確立
④経営ガバナンスの強化
2.所有視点
①所有に関するガバナンスの確立
②資産承継の計画的な推進
3.家族視点
①家族間のコミュニケーション
②家族内でのルールづくり
事業承継計画の重要性
スリーサイクルモデルを活用し、後継者主導の体制構築や資産承継を進めるうえで、事業承継計画の作成は必須と言えます。
事業承継計画は経営計画とは別の目的で作成します。
それは、いつ・どのように後継者へ事業承継を完了させるのかを決めることです。
一方、経営計画はここでは、後継者がトップに立った時に事業展開を明確にすることです。
事業承継計画はスリーサイクルモデルでは、所有視点・家族視点の具体的なプランを明確にするものです。
経営計画はスリーサイクルモデルでは、経営視点を明確にすると言えます。
いずれにしても、事業承継計画と経営計画の両方を明確にし、両輪として機能させることが重要です。
その他
今後の、スリーサイクルモデルを中心とした親族内の事業承継をブログで解説していきます。
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