中小企業のIT導入のメリットとクラウドサービス活用のすすめ

今回は、後継者が主導する取り組みとして、『IT導入』を考察します。
私が、後継者がIT導入の中心としてリーダーシップを発揮することをお勧めするには理由があります。
それは、経営者は実はITに対しての苦手意識を持っていいる方が多いです。
特に高齢者の経営者や経営幹部、そしてベテラン熟練社員はそれが顕著です。
そこで、比較的若手の後継者がIT化を進めることは、社内ポジションの確立につながりやすいと言えます。
まずは、IT導入の内容や考え方は今回は考察していきます。

 

  •  ●IT導入が推進される背景
  •  ●中小企業のIT化
  •  ●IT化を進める手順
  •  ●その他

IT導入が推進される背景

業務効率化・売上アップをサポート!IT導入補助金について ...

政府や積極的にIT導入を推進し、各種補助金等の支援も最近は積極的に展開しています。
背景にあるのは、日本の企業の生産性は他の先進国と比較して低いことがあります。
非効率な業務スタイルは、最低賃金向上など所得向上にもつながらず、グローバルな経済力としてもマイナスと考えているからです。
逆に考えると、政府の支援策も活用できる余地があるのと、ITを有効活用することでの企業競争力強化は他社との差別化にもつながりうると言えます。

中小企業のIT化

2 ITの導入・利用の課題

中小企業の経営者の方も、IT導入の必要性は理解している方が多いと思います。
しかし、中々IT推進が図れていないのは、苦手意識から躊躇していたり、自身の経験から必要性を理解していない方が多いからです。
一方で、中小企業の過度のIT化は逆効果になる場合もあります。
中小企業は人対人の設定をあえて効果的に活用することで、ミニ大企業にならないようにしないと、本来の中小企業の良さを無くす場合もあります。
後継者として、自社の強みも理解したうえで、どのようにIT導入を進めることが効果的かを分析することが重要です。
その上で、経営者や社内に理解させ、積極的に進めることが、自身が経営者になった時の効果につながります。

 

IT化を進める手順

ITを活用するための手順|中小企業のデータ経営

後継者として、IT化を進める場合に、最初にやることは、自社の業務分析をすることです。
社内での業務の全体的な流れを見える化しながら、どこに課題があるかを明確にすることです。
そして、標準化できる業務と、標準化できない業務に区分していきます。
標準化できる業務は、できるだけIT化から自動業務化を進めるべきです。
完全に標準化できない業務は、IT化できる業務パーツの検討を行います。
この辺りは、ITベンダー企業と協議してみると良いでしょう。

その他

最後に、IT化の具体例を紹介していきます。

●ホームページの作成(今は営業でも採用でも名刺代わりとして最低限必要です)
●経理業務や給与計算業務等の一般事務作業の各ソフトの活用
●社内掲示板や社内スケジュールのシステム共有化
●ECサイト等の自動受注システムの確立
●社内連絡や日報等のIT化
●SNSを活用した社外関係者との交流やコミュニティ形成
●社外との連携による受発注や生産工程の共通化

その他にも昨今様々なIT化が進められています。
また、比較的に汎用ソフトで対応できる場合が多くなっており、導入コストも以前よりは利用しやすくなっています。
後継者としては情報収集からスタートとも言えるかもしれません。

 

事業承継支援・人事評価制度支援の解説動画も是非ご覧ください。

事業承継の進め方 – YouTube
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