経営戦略・経営計画策定 - 九州経済研究所

今回も、これから事業承継を行い、経営者になるべき後継者の習得すべき能力を考えていきます。
今回は、経営戦略思考です。
色々な会社や定義がありますが、私が考える経営戦略思考は、会社が到達すべき目標の実現するための戦い方を明確にする考え方やノウハウだと思います。
他のブログでも紹介していますが、後継者視点で今回は考えてきます。

 

  •  ●戦略と戦術の違い
  •  ●経営戦略を考える前に必要なこと
  •  ●後継者が考える経営戦略
  •  ●その他

戦略と戦術の違い

深津 貴之 / THE GUILD / note on Twitter: "「戦略」と「戦術 ...

私も経営計画策定をクライアント先で検討するときに、戦略と戦術を混在している場面によく遭遇します。
書籍やネットで調べても、人によってニュアンスが違うようにも感じます。
ですので、今回は、私なりに考える両社の違いを説明します。
戦略は経営目標を達成するための大きな方針だと考えます。
ですので、内容は曖昧で具体性には乏しいこともあります。
また、比較的経営者よりの内容だと思います。
一方、戦術はやることも具体的で、スケジュールも明確になったものだと考えます。
比較的現場よりの明確な内容で、見れば即実行すべきことがイメージできるものです。
例えば、食品工場にある設備機器を販売するメーカーの場合を考えます。
医薬品市場をターゲットに、新規開拓を図り、取引件数を増やすことが戦略です。
そして、戦略達成に向けて、ドクター対象の製品紹介セミナーの開催や、病院施工業者と協業営業を図るといったことが戦術です。
つまり、戦略を達成するために実行することが戦術という考え方です。

 

経営戦略を考える前に必要なこと

戦術】と【戦略】の違いわかりますか?目標達成させるための「道 ...

しかし、経営戦略を考える前に明確にしておくことがあります。
それは、目標を明確にしておかないと戦略をいくら考えてもピント外れに内容になりやすいのです。
会社で言えば、売上や利益の目標を明確にしておくことです。
例えば、売上も売上単価を販売件数を区分して、どっちを向上させることを優先するかをはっきりさせて戦略を考えるとより効果的です。
売上単価向上なら付加価値商品の新規販売であったり、販売件数であれば紹介推進やリピート受注推進などが戦略の方向性になったりします。

 

後継者が考える経営戦略

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後継者の場合は、上記で説明した経営戦略思考を具体的にどのように活用すべきでしょうか。
まずは、目標は事業承継した後の会社の業績目標(売上・利益)を事業承継後3~5年の推移で考えるべきでしょう。
次に、目標達成に向けて、承継できる資産やノウハウ、および不足している資産やノウハウから経営戦略を考えてはどうでしょうか。
目標達成に活用できるものは、強みとして生かせる戦略を感がるべきです。
また、不足しているのなら投資や育成で補填すべきです。
そのように考えると、時間はかかるかもしれませんが経営戦略を考えることができます。
また、ネットや書籍、時には会社見学等で様々な成功企業の経営戦略を調べてみることも無駄ではありません。

 

その他

経営戦略は、これまで経験値の蓄積がある、現経営者に相談することで、事業承継に向けたコミュニケーション促進も図れるかもしれません。

 

事業承継支援・人事評価制度支援の解説動画も是非ご覧ください。

事業承継計画の作成方法 – YouTube
評価制度の設計・運用のノウハウ – YouTube
賃金制度の設計のノウハウ – YouTube
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