評価制度で何を達成したいのか?

私は4年前から評価制度の無料分析を行っており、多くの会社の評価規定や各種評価ツールを見させてもらい分析をしてきた。

その中で、”この評価制度の目的は何ですか?” ”評価制度を通して達成したいことは何ですか?” と人事担当者や経営者に分析前に質問してきましたが、ほとんどの会社で明確な返答が返ってきません。

あっても賃金を決定するためであったり、社員のモチベーション維持のためですと答えが返ってくることがまれにある程度です。

評価制度の目的は人材育成です。

評価制度の規定集やノウハウ本はある程度大きな書店に行けばそれなりに陳列されています。
ほとんどの書籍には、”評価制度の目的は人材育成です。”と書かれています。

私もその通りだと思います。

でも、実際に使われている企業様の中にこの大事な部分に関する質問に回答されないことが多いことを痛感します。

私もこれまで人事評価制度の設計・運用に携わる中で、成功事例もありますが、自分の中では思ったようにいかなかった事例もあります。

そんな繰り返しの中で、経営ビジョンの明確化があったうえで、評価制度に反映させることの重要性は絶対に外せないポイントだと考えております。

そして、価制度は経営ビジョン実現に向けた組織や人材の育成をチェックするツールだと考えています。

つまり、評価制度は人材成長度を見える化するためのツールであり、いかにそこを全員で理解して運用していくかが重要なのです。

今後、評価制度のツールや運用方法の具体例をこのブログでも紹介していこうと思いますが、まずは私が考える原理原則を再確認したく再度掲載させていただきました。

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