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先日、ソニーグループの2021年の経営方針説明をしているニュースが5月27日ニュースで放送されていました。
一時期は、業績不振が続き、外国からCEOを招聘したり、外資ファンドが入ってきたりと日本ブランド企業の衰退も噂されている時期もありましたが、見事な復活劇のように感じました。
今年4月に発表された2021年3月に発表された2020年度期決算も、当期純利益が前年比倍増と一時期の不振が嘘のような業績発表でした。
DXの波もあり、電気機器関連の製造業は他社でも好調決算のニュースが最近続いているので、この内容だけだとそんなり関心を持つことは無かったと思います。
ただ、吉田CEOの”感動”を提供する企業として成長を実現していくという方針発表を聞いて、何か経営で大事なことを教えてもらったように感じた瞬間でした。

 

  •  ●経営の原理原則
  •  ●創業時のソニー
  •  ●今期ソニーの好業績の要因
  •  ●まとめ

 

経営の原理原則


経営の原理原則に関する考え方は様々あり、唱える人によって内容も同じではありません。
その中でも、私は前職で学んだことを参考にしています。
それは、経営目標や経営戦略は経営理念によって統制され従うものだという考え方です。
別の考え方として、経営理念に反した、経営目標や経営戦略を立案し実行した場合、高い確率で企業の成長にとってマイナスになっているという考え方です。
経営理念も唱える人によって様々な考え方がありますが、私は企業の存在意義であり、多くの場合は創業時の精神に準ずると考えています。
ひと昔前に流行った『ビジョナリーカンパニー』という書籍がありましたが、まさにこのことを述べていると思います。
今回のソニーグループの経営方針発表では、まさに”感動”を提供するというソニーの経営理念をこれまでも実践してきており、今後はそれをさらに推進するというように述べていると私は感じました。
それはまさにソニーの創業時からの考え方にあるように感じています。

 

創業時のソニー

Sony創業者 井深大、盛田昭夫の個性 | 人間関係が楽しくなっちゃうブログ

ソニーは1946年に盛田昭夫と井深大が、日本の東京都中央区日本橋にあった百貨店・白木屋の3階を借りる形で事務所兼工場を設け、共同で創業した。
ソニー(創業当時:東京通信工業)の創業者である井深大は、会社の設立目的の第一に「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げた設立趣意書を起草しました。この終戦直後(1946年)に書かれた設立趣意書には、「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」、「国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化」、さらに「国民科学知識の実際的啓発」も会社設立の目的として言及され、社会や社員に対して価値ある存在の会社となることを、井深は目指していました。
この理念は、ソニーのDNAとして引き継がれ、CSR活動の原点をなすものと考えています。
世の中に新たな製品を送り出してきたソニーだが、特にウォークマンは今の音楽を聴く電子機器のはしりだといっても過言ではない。
もともとは、飛行機内でより良い音質の音楽などを聴いての欲しいとの思いから開発が始まったと言われている。
いずれにしても、消費者により良い生活環境を提供するとともに、感動を与えたいという思いで事業展開してきたと考えられる。
創業から、苦しい時期も含めて企業理念としての思いは脈々と受け継がれ変わることなく現在に至っていると考えます。

今期ソニーの好業績の要因

ソニーが20年度通期業績を上方修正、CMOSセンサーも想定上回る:PS5 ...

好調さの牽引役は、「ゲーム」だ。
いわゆる「巣ごもり需要」と「PlayStation 5(PS5)需要」が重なっての結果と言える。
また、動画・音楽等のコンテンツでは、『鬼滅の刃』人気の流れに乗って収益を稼いだ部分もあるようである。
直近2~3人のCEOの経営方針のコメントを見ていくと、事業を通して、消費者に感動を提供するという思いは共通している。
そのことは、創業からの思いにも通じていると考えられます。
イメージセンサーの技術やノウハウをまだ収益向上に結び付けれていない課題は見られますが、一時期の衰退の底を抜けた感が見られます。
特に最近はハードよりもソフトを有効活用しての経営展開に変換しているように思われます。
どの企業でも理念の追求の必要性は理解していると思いますが、徹底して実践しているという点では数社に限られるように思います。

 

まとめ

経営のステージは創業期から成長期、成熟期、そして事業承継期と様々ですが、今回のソニーの理念を軸とした経営の成功ノウハウは大変私自身勉強になりました。
いかに実践するかはまだまだ私自身も勉強していく必要があると考えています。

 

賃金制度の設計ノウハウを紹介した動画公開を始めました。

2-8.賞与支給基準の作成方法① – YouTube
2-7.役職手当の見直し – YouTube

2-6.賃金テーブルの作成方法⑤ – YouTube
2-5.賃金テーブルの作成方法④ – YouTube
2-4.賃金テーブルの作成方法③ – YouTube
2-3.賃金テーブルの作成方法② – YouTube
2-2.賃金テーブルの作成方法① – YouTube
2-1.賃金制度の概要 – YouTube

 

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