売上高とは、企業の主たる商品やサービスを提供することによって得られた売上の合計額です。
売上と呼ばれることもありますが、企業会計における収益区分のひとつです。
例えば、単価100円で販売している商品が1つ売れると、売上高は100円となります。
そして、ある一定期間に商品が10個売れると、その会社では1,000円の売上高が計上されることになります。
かける販促費によりますが、売上高が増えると会社の利益も増えるので、どの会社も売上高を増やすことに力を注ぎます。
今回は、売上高の公式を紐解きながら、売上高を上げるための基本的な考え方を考察していきます。
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売上高の公式
単純な売上高の公式は、”売上高=客数×客単価”となります。
さらに細かく分析すると出てくる公式は業種業態で相違があると思います。
ですので、簡易的に考えると、いかに客数と客単価を上げることが売上高向上につながっていきます。
ですが、この数式のポイントは
- いかにお客様を増やすか?
- 1人のお客様にどうやってたくさん買っていただくか?
- そのお客様に繰り返し買っていただくためにはどうするか?
の3つになります。
そして、それそれのあげる着眼点は当然違いがあります。
今回はそれぞれで考えられることを思いつくままに考察していきます。
客数を増やす方法
客数を増やすための最初の方法は、自社そのものや、自社が扱っている商品・サービスを知ってもらうことです。
最初は新規顧客をいかに増やして行くことだと思います。店舗だと来店数でしょうし、そうでなければ問合せ数を増やさないといけないでしょう。
つまり、広報活動がまずは中心となると考えます。
しかし、ただ情報発信すればよいのでなく、自社の存在や商品・サービスがいかに有益かを理解してもらうことが必要ですよね。
さらに、自社の商品・サービスが顧客ニーズのどのように満たすのかを理解してもらうことが必要です。
ですので、自社が何ができるのかを自社自身が知ることが必要です。当然ですが。
ところが意外にしっかり理解してない会社ったあるように思います。
また、どういった顧客層へ情報提供するかのターゲティングも重要です。
大手で資金力があるところだと広告費をかけて大掛かりなマス広告を活用することも考えられますが、資源の限られている中小企業はそうもいきません。
効率的なやり方を考えないといけないですね。
客単価を向上させる方法
次に、客単価ですが、ここでは一度の購買で購入いただく単価として考えてきます。
ポイントは2つあります。
それは、商品・サービスの単価をできるだけ高額にすることと、一度にたくさんの商品・サービスを購入いただくことです。
商品・サービスの単価を向上させることは、それ自体の付加価値を向上させることが重要です。
できるだけ差別化された、最近でよく言われるのは”オンリーワン商品”を目指すこおとでしょうか。
当然、顧客から指示される理由がないと単価を上げても売れません。
そして、一度にたくさんの商品・サービスを購入いただくことは、抱き合わせ販売やセット販売の推進が考えれます。
スーパーの食材なんかでは、レシピ提案を通した抱き合わせ販売を推進していますよね。
また、最近の仮面ライダーでは2人以上のヒーローを登場させてベルト2本以上の購入に結び付ける販促をやり始めていますよね。(個人的な感想ですが‥)
いずれにしても、売り方の知恵をどのように発揮するかですね。
繰り返し買っていただくための方法
最後に、一人ひとりのお客様に繰り返し購買をしてもらい、長期的な安定収益に貢献してもらうことです。
これに関しては、まずは各販売機会で満足感をお客様にえてもらうことが大前提です。
それがクリアできなければ繰り返し購入していただくことはまず無いといっても過言ではありません。
さらに、購入後のアフターフォローに注力したり、継続的な情報提供を行い、自社や自社の商品・サービスを忘れないように工夫することも必要でしょう。
そして、繰り替え購入いただくための販促活動も必要でしょうね。
抱き合わせ販売ともつながりますが、購入いただいた商品の関連製品の提案をしたり、バージョンアップした同じカテゴリーの商品を提案することもあるでしょう。
まとめ
昨今は、コロナ禍の影響もあり、中々売り上げが伸びていかない企業様(特に中小企業)は多いように思います。
ただ、コロナはいつかは終息する可能性が高いと思います。
現状の売上向上もそうですが、将来の売上に向けての種まきも今やっておかないといけないでしょう。
今回上げた3つの着眼点から、各企業様の現状や市場環境に応じた戦略を是非考えていただければと思います。
賃金制度の設計ノウハウを紹介した動画公開を始めました。
2-5.賃金テーブルの作成方法④ – YouTube
2-4.賃金テーブルの作成方法③ – YouTube
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